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【第124回】雪国の貨物駅を支える料金のはなし

冬だけ発生する「冬期作業料」とは

鉄道コンテナで荷物を運ぶとき、JR貨物や着発通運会社など様々な運賃や料金の収受が発生します。それをまとめるのが通運会社の役割のひとつでもあるのですが、今回はその料金を少しだけ紐解いてみます。
料金では発送料や到着料のほか、割増金額として危険品割増などがあります。その中でも独特で、冬の通運間のやりとりでよく登場する料金の一つが「冬期作業料」です。着通運さんとのやり取りでも「冬期つけといてくださいね!」「うちの駅、冬期料金つきますよ」という一言をよくお聞きしました。
雪国の貨物駅作業は過酷です。雪をかぶりにくくしたり、構内の除雪など、手間もお金もかかります。そのような駅にコンテナを到着させる際、発通運が着通運側に支払うのが「冬期料金」です。A地区とB地区という設定があり、そこそこの積雪量の駅がA地区、雪の多い駅がB地区に指定されています。

A地区・B地区、線引きの謎

通運時代はじめての冬に「え?伯耆大山駅って冬期料金の設定があるの?」と驚いた記憶があります。伯耆大山は鳥取県。日本海側でもありますし、雪も降りやすい地域なのですが、鳥取、そして島根県の東松江新営業所もA地区の設定があるのです。
北海道内でも、函館貨物、東室蘭、苫小牧はA地区、そのほかがB地区になっていたり、新潟県も、新潟貨物ターミナル駅はA、そのほかはBと、雪国のなかでも細かく分かれています。
冬期作業料が適用されるのは12月1日から翌年3月31日まで。師走に入ると「今年も冬期料金の季節がきたな」と気持ちが引き締まったものです。冬期料金はIT-FRENSにて手動で打ち込むため、この期間は抜け落ちないように冬ならではのお声がけが発生するのでした。