簡単お見積もり

【第101回】名古屋臨海鉄道大人向けツアーレポート①~即完売のツアーの実態とは!~

2日で完売!ディープなおもてなし

少し前の話になりますが、昨年11月に名古屋臨海鉄道にて
『なるほど、深知り!貨物鉄道の裏側を体験!貴重な体験・企画が目白押し!「ヨ8000形式車掌車」に乗車体験!名古屋臨海鉄道体験ツアー』
が開催されました。
以前このコラムにて、親子向けのツアーが開催されたことは書きましたが、今回は大人向け。そしてツアーの価格はおひとり29,800円というなかなかの価格。1つの会社、しかも親子ツアーでは東港駅と名古屋南貨物駅の2か所を巡るものでしたが、今回は東港駅1本勝負。どうなるかしらと思っていたら、募集開始2日で満員になるという盛況ぶり。期待値の高さに驚いたのでした。
期待値の高さは時に、主催側にとってプレッシャーとなります。同じ場所、モノをどのように大人向けに魅せていくのか。もしよければ、前回のコラムも参考にしながらご覧ください。
観光型バスで東港駅に到着した参加者のみなさんは、50名ほどが収容できるホールに通されました。プロジェクターが用意され「ようこそ名古屋臨海鉄道へ」とパワーポイントのタイトル画面が表示されています。しかし私も含めた参加者たちはみな、その右にあるホワイトボードが気になって仕方ありません。そこには明治時代の鳥観図や昭和40年頃までの古地図が。名古屋の臨海エリアがどのように発展していったのか、線路がどのように延びていたのかが分かるようになっています。この資料を用意くださったのは、当日来られなかった社員さん。プロフェッショナルでありマニアックな方たちによる、ディープな鉄道愛好家へのおもてなしの一つ、素敵です。

大人ですもの、続きはWEBで

名古屋臨海鉄道吉田社長による会社概要の説明がスタート。とはいえ最初に映し出されたのは「名古屋臨海鉄道はどっち?」。あおなみ線と名古屋臨海鉄道の貨物列車、ふたつの写真が出され、名古屋臨海鉄道は名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)に間違えられやすいという話でひと笑い。本当に間違えられやすく、電話脇にはあおなみ線の電話番号も書かれているという小ネタも頂戴し、いざ会社概要を説明…と思ったら
「詳しくはWEBで」
そうですよね。大人ですもの、調べればすぐに分かります。余計なことには時間を割かず、簡単な車両の説明や輸送について解説があり、すぐにヘルメットと安全チョッキが手渡されました。
さあいよいよ大人のディープなツアーのはじまりです。