Tajimi Express Co.,Ltd Presents

鉄道アーティスト・鉄道コンテナアドバイザー小倉沙耶の通運ってこんなにおもしろい!

お薦めの貨物駅紹介—桜島から昇る朝陽と列車の入線を一緒に楽しめるかも!鹿児島貨物ターミナル駅

 

Stay homeが叫ばれる中ですが、物流は止まることなく、今日も貨物列車は全国各地を走っています。とはいえ、今年3月の鉄道コンテナ輸送は、消費税増税前の駆け込み需要の反動減や新型コロナウイルス感染症による影響もあり、93.5%と下降。今後、経済活動の縮小やサプライチェーンの混乱等により更なる影響がありそうですが、物流は私たちの生活の要。たくさんのコンテナが連なる貨物列車の姿は、明るく力強い存在です。

 

さて、これまで3回にわたり少し硬めの法律関係について書いてきたこと、そして、自宅待機などで暮らしに閉塞感のある方も多いかと思いますので、今回は、コロナ禍が治まったらぜひゆっくりと訪れていただきたい「お薦めの貨物駅第二弾」をお届けいたします。

 

場所は鹿児島県鹿児島市、日本で一番南にある貨物駅、鹿児島貨物ターミナル駅です。JR日豊本線鹿児島駅の南に位置し、さらに鹿児島市電の停留場もあり、アクセスは抜群。駅近くには錦江湾が広がり、その向こうには雄大な桜島を見ることができます。夜明けごろ、6時27分に到着するのは、東京からやってくるロングランの1071列車。27時間ほどかけてやってくるその列車を迎えるのに最適なのが、ターミナル横にある「かんまちあ」という施設です。元々は貨物駅に隣接する操車場だった場所で、長らく空き地になっていたのですが、2016年に広場や公園などを備えた憩いの場として生まれ変わりました。園路からはフェンス越しにじっくりと鹿児島貨物ターミナル駅を眺められます。荷役線が公園に接しているので、時間が合えばフォークリフトでのコンテナ積み付け作業も間近に楽しむことができます。1071列車の到着と夜明けの時間がピッタリのシーズンでしたら、桜島から昇る朝陽と列車の入線を一緒に楽しめるかも…。実は私自身、何度かかんまちあで鹿児島貨物ターミナルウォッチングをしているものの、朝陽を拝むシチュエーションを体験したことがないのです。緊急事態宣言が解かれ、自由に旅ができるようになった暁には、1071列車をお出迎えしたいと思います。早くその日がやってきますように…。

 

 

多治見通運の鉄道コンテナ輸送についてはこちらをご覧ください
http://www.tajimituuun.co.jp/railway-container.html

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小倉沙耶

PROFILE

小倉沙耶 こくら・さや

鉄道コンテナアドバイザー・鉄道アーティスト
都市交通政策技術者

1980年3月30日生まれ、愛知県豊橋市出身で現在は兵庫県伊丹市在住の鉄道アーティスト。子供の頃から母の実家である長崎に寝台特急「さくら」で何度も帰省し、その鉄道の旅情に魅了され、鉄道ファンとしての情熱を抱く。
2002年から「鉄道アーティスト」としての活動を開始し、テレビ・ラジオ出演や執筆活動だけでなく、鉄道イベントの司会や企画、講演なども手がけている。モットーは「鉄道に関わる全ての方が、笑顔でいられるためのお手伝い」。
2009年には明知鉄道観光大使に就任し、2013年には京都大学大学院工学研究科低炭素都市圏政策ユニットより都市交通政策技術者(第112号)に認定された。
2022年からは一般社団法人交通環境整備ネットワークの審議役を務め、通運の経験を生かし、鉄道コンテナアドバイザーとしても活動している。2021年には出産し、乳幼児連れでの公共交通利用促進と周囲の理解についてメディア・イベントなどで積極的に発言している。
鉄道趣味の中心は気動車・貨車・古いレールであり、その情熱を通じて広く鉄道文化の普及に尽力している。