Tajimi Express Co.,Ltd Presents

鉄道アーティスト・鉄等コンテナアドバイザー小倉沙耶の通運ってこんなにおもしろい!

通運業務の輸送枠争奪戦

今回「枠探し」のエピソードを書くにあたり、枠を探していた頃のことが夢にも出てきました。それくらい、通運業務と枠は切っても切れない、いや、切って繋げて渡して貰って…そんな大切なものなのです。

 

鉄道コンテナを運ぶにあたり、一番大切なのが輸送枠の確保です。お客様からたくさんのご依頼を受けても、列車にコンテナを乗せることができなければ、届けることができません。そして、お届け先によっては輸送枠の少ない列車…通運では「細い」と表現する列車を選択しなくてはならない場合もあります。そんな細い列車の輸送枠はまさに争奪戦。チケットのキャンセル待ちと同じく、常にIT-FRENSを更新し、枠が空いた瞬間に輸送申込を確定させます。実はこれ、私はとても苦手でした。他の方と同じように更新してチェックしているつもりでも、他のメンバーの方が、枠の神様に愛されているような気がしたことは多々…いえ、単純に私の更新頻度とタイミングが良くなかったのだと思いますが。

 

IT-FRENSはインターネット環境が整っていれば、通運毎に発行されるパスワードを使っていつでも列車輸送枠を照会、申込することができます。そのため
「趣味は枠探しです」
と仰る方も。寝ても覚めても枠のことを考えるというのは大袈裟ではないほど、どなたも常に気にしているものなのです。

 

さて、どんなに探しても枠が空かないこともままあります。そんな時、多治見通運の場合は主となる発送駅が多治見と名古屋貨物ターミナルの2駅あるので、もしも多治見駅が目的の列車の枠を持っていたら、譲ってもらえないか聞いてみます。OKならば、その輸送申込をキャンセルした瞬間、欲しい輸送申込を確定させれば、列車のルートが繋がります。しかし、これらは手作業で行うため、キャンセル待ちを行っている他の通運さんの方にスルリと流れてしまうことも。実際、何度かそういったことが起きて焦ったこともあるので、この作業は毎回緊張したものです。